男性主人公

「鈴波アミを待っています」案内

  • 失踪した推しを待ち続けるファン
  • Vtuberとファンの不思議な距離感
  • VR世界の美しさ
  • Vtuberがわからなくても、推しがいるなら共感できる!

感想

Vtuber「鈴波アミ」はデビュー1周年配信をせず、いきなり姿を消し失踪した。そんな彼女を待ち続ける最初期ファンが主人公の物語。

Vtuberがいない状態でそのファンを描く作品は初めてで面白かったです。私たち読者は、失踪してから彼女を知ったファンと同じように最初の配信から見ていき、彼女がどれだけファンにとって特別な存在だったのかを知っていくので理解しやすかったかなと。

定番になっている最初の挨拶とその返しに、主人公とVtuber「鈴波アミ」の繋がりがあって、距離の近いVtuberとファンの絆が感じられてよかったです。

作中に出てくるVR鈴波アミ専用世界の綺麗さは文章からも伝わってきて、素晴らしかったです。実際に自分もその世界に入ってみたくなりました。

主人公にはオタクとして共感する部分と痛々しい部分の両方がありましたね。自分もオタクだからこそ、空回りして自暴自棄になる彼を見守るのは辛かったです。わかるけど、それは悪手よ!誰か止めたげて!となってました。それでも、推しを諦められない強い気持ちと、周りの人との縁に恵まれて迎えるラストは感慨深くて素敵でした。

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