「狐と戦車と黄金と」案内

師匠との急な別れから一年、彼を探しながらたくましく傭兵稼業を続けるナナヨン・カンパニー。誘拐から助けたライオン少女レオナとの出会いから、彼女に関わりを持っていくファンタジーミリタリー作品。

いきなり戦車での戦闘描写から始まったのには驚きました。戦いやそれ以外での死はすぐ近くにある世界観なんだというのが、伝わってきてよかったです。そんな環境でお人好しに生きるフォクシーに、和みまくりでした。ケモミミ可愛い。いや、ケモミミ可愛いとか言ってられない状況が多々なのはわかってるんですけどね。過酷で辛い環境だからこそ、そんな中で仲間と突き進む姿が輝くというか。戦車や銃などのミリタリー要素に知識がほぼ0の私でも、メインの登場人物が良くて楽しめました。

ザキ少年が好き。おねしょたの気配がします。基本シリアスな中で、フォクシーの男装ひと悶着がコミカルで楽しかったです。恋が芽生えるかと思ったら、最後にあんなフラグが立つとは思ってなくて、ウォリルがカラーイラストになってたのはこういうことだったのかと。お風呂も仲良しな感じがよかったですね。

イラストも大変美麗でした。続きも読みたいです。