女性主人公

「悪役の王女に転生したけど、隠しキャラが隠れてない。」案内

  • おにロリは最高
  • 共依存カップル
  • 純真無垢な美少女主人公
  • 主人公以外の人間に興味0な暗殺者

現在2巻まで刊行

1巻感想

王宮の小屋に隠され、王妃とその子どもたちから酷い虐待を受けている王女リュシエンヌ。5歳の時に自分の未来が乙女ゲームの悪役だと気づいた彼女が、隠し攻略対象の暗殺者ルルと出会い運命を変えていく偏愛ファンタジー。

健気で無垢な美少女と人を殺すことに躊躇のない青年という組み合わせがね、最高でした。おにロリ、共依存カップル好きにはたまらない作品かと。周りから見たら歪んだ愛、でも当人たちはこの上なく幸せそうという。

主人公リュシエンヌとルルそれぞれの視点で交互に書かれており、リュシエンヌ視点では彼女がどれだけ辛い環境にいるか、ルルの存在に救われた心境などがわかり早く救われて欲しいと思いました。ルル視点だと、最初は面白い生き物として見ていた少女に惹かれ執着してしまう様子がよかったです。

リュシエンヌを虐げていた王族たちの拷問シーンは、もうざまぁというレベルではなかったので、そこは好みが分かれるかもしれません。ルルのリュシエンヌの前では見せない冷酷さが実感でき、彼の二面性というものを描く上では必要だったのかなと思いましたね。

イラストに惹かれ読んだのですが、カラーだけでなく白黒もすっごく素敵でした。続きも楽しみ!

!以下ネタバレ注意!

2巻感想

新王家ファイエット家の養女になったリュシエンヌと、未来の婚約者で現在従者なルル。彼女のことを大切にしてくれる新しい家族にも恵まれ、成長していく2巻。

まだまだおにロリ!今回は5歳→9歳くらいまでのお話でした。1巻でとても辛い境遇だったリュシエンヌが幸せそうに過ごしていて嬉しかったです。特にお兄様と仲良くなっていくのが、微笑ましかったですね。お兄様、間違いなくシスコンになっちゃったけれども(笑)リュシエンヌが最高に可愛い妹だから仕方なしですね。今回はお父様やお兄様視点もあり、リュシエンヌの前ではあまり出さないルルの執着と狂気がわかってよかったです。

ルルとの共依存関係も、周りが察するくらい深まってきました。素晴らしい。顔を傷つけたら~のくだりが、ゾクゾクしてよかったです。ルルの年齢も出てきましたね。10歳くらいの年の差は、おにロリですな、うん。

なぜあんな環境でもリュシエンヌは生き残れたのか、ということへの答えも判明しました。そのことから騒動に巻き込まれもしますが、ルルが味方にいる安心感がすごいので、ハラハラは全くしませんでした。リュシエンヌのためなら、一国を滅ぼすくらい簡単にやっちゃえるだろうからなぁ……。

素敵イラストもたくさんで大満足。

次巻ではいよいよ乙女ゲーム本編のヒロインちゃん登場なようで、原作から変わりまくったリュシエンヌとルルがどうなるのか、続きも楽しみです。

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