男性主人公

「顔さえよければいい教室」案内

  • 天才の妹と普通の兄、補い支え合う兄妹の信頼関係
  • 芸能学校が舞台
  • 配信の成果が直接成績に反映される(お金も稼げる)
  • 才能での殴り合い
  • 学生らしい青春要素もあり

現在1巻まで刊行

1巻感想

素顔を隠して活動するVSINGER池袋詩歌。歌以外は何もできない彼女のその他全てを支える兄楽斗。ヒキコモリ兄妹が芸能学校・私立繚蘭高校へスカウトされ始まる、天才たちの青春ストーリー!

仲良し兄妹、大好き!配信でどれくらい人気がでるかで貰える金額が変わるシステムが、まさに現代で面白かったです。覆面でも人気を獲得できた詩歌の歌なら楽勝かと思いきや、そんなに上手くはいかないというのもね。顔を出しているからこそ、まず顔のよさや雰囲気が重要になるというのはリアルさを感じました。

歌の天才だけれど生きるのが致命的に下手な詩歌と、自身に特別な才能はないけれど詩歌の全てを支える主人公楽斗がよかったです。2人で1つという表現がしっくりくる兄妹の関係性が個人的にツボすぎた。協力者であり、ちゃっかりものな麻奈も好き。

今回はエリオとの対決がメインでしたが、ただの嫌な敵では終わらず、彼女の背景や苦悩、そして圧倒的な音楽の力も描いた上で学生らしい青春や友情も感じられる結末は、素晴らしいとしか言いようがありません。すごい。面白かった。

この兄妹がどこまでいけるのか、続きも楽しみです。

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