男性主人公

「異世界迷宮の最深部を目指そう」案内

  • 異世界迷宮に挑むファンタジー
  • 過酷な戦い
  • 重すぎる過去を持つ登場人物たち
  • 不思議なスキルなど謎も多い

現在16巻まで刊行

1巻感想

見覚えのない謎のダンジョンのようなところで目を覚ました相川渦波。魔物からの強烈な洗礼を受け、一般人だったはずの彼が過酷な異世界迷宮に挑んでいくファンタジー。

ゲーム画面のようなステイタスやスキルはあるものの、精神作用が大きくて魔法とかの能力はそんなに強くないため、緊張感があり面白かったです。主人公カナミの異世界への戸惑い方や、偽名を使う処世術がリアルだなと。

絶望で始まり希望が見えたと思ったら、たやすくまた絶望に叩き落される展開は地獄感が強い。でも、面白くて続きが気になるんですよね。登場人物全員に激重な過去がありそうなのもよい。

カナミのスキル???がかなり不穏だなぁ。精神に干渉するのは怖い。使いすぎると人として大切な感情がなくなっていきそうだし……。

ティアは、この一冊で過去からカナミへの純粋無垢な執着を抱くまでが書かれていて、素敵なヤンデレになりそうな素養がバツグンでした。続きも読みます。

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