男性主人公

「月の白さを知りてまどろむ」案内

  • 化生斬りの青年と巫女の少女、2人の異類婚姻譚!
  • 神の街と血統、戦いと陰謀
  • 生真面目青年主人公
  • 妓館の主で巫女として特別な力も持つヒロイン
  • ヒロインが選ぶ客は生涯1人だけ

現在1巻まで刊行

1巻感想

聖娼の街アイリーデへ、人を害する《化生》を倒す化生斬りとして王都からやってきた青年シシュ。神話正統の妓館「月白」の主で巫女のサァリ。街を巡る陰謀と戦いの異類婚姻譚!

みんな顔がいい!!(確信)

堅物で顔がいい青年と大人のような振る舞いをせざるを得なかった少女の組み合わせ、最高でした。主人公シシュの生真面目すぎて変わってる感じが好き。サァリは何やってても可愛いし。可愛い×可愛いは最強よ。

血生臭い戦いや薄暗い陰謀要素も多くて、お話としても面白かったです。いつ誰が退場してもおかしくない緊張感があるよね。サァリは巫女として特殊な力と妓館「月白」の主という矜持を持ちながらも、無邪気な少女でもあるというギャップがよかった。ただ肉体は普通に弱い少女なので、事件に首を突っ込んでいく様子にはハラハラでした。いや、わかるけど、大人しくしとこう!絶対、誘拐される!あぁ、ほら、言わんこっちゃない!って(笑)ただ、彼女が無茶しだすのって、シシュと出会って少ししてからではあるんですよね。保護者であり王子様なシシュへの安心感もあって無茶しちゃうのかなとは思いました。シシュとサァリの割れ鍋に綴じ蓋さが凄かったです。

エピソードだとシシュの欲望大解放のところが面白くて好きでした。内容が濃くて、この一冊だけで単行本二冊分読んだくらいの満足感です。正直、第一譚だけでも小説1巻としてOKなくらいのボリュームあったのではと思うくらい(褒めてます)

続きも楽しみです!

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