男性主人公

「霧桜に眠る教室で、もう一度だけ彼女に会いたい」案内

1巻まで刊行

1巻感想

一年前、一年四組生徒たちの日常を崩壊させた《青春虚構具現症》。それを解決した英雄霧宮澄御架(きりみやすみか)はもういない。しかし、二年四組に進級した英雄の助手神波社(かんなみやしろ)は転校生閑莉(しずり)との出会いと共に再び起き始めた《青春虚構具現症》に向き合っていくことに。そしてその隣にいるのは……?不思議な現象と同級生の心に向き合う物語。

面白かった!

青春虚構具現症の1エピソードで1話、間に澄御架との過去の短い一幕が描かれる構成で読みやすかったです。私は大切な存在を失った後の物語は正直好みではありません。ですが、この作品はお話として面白かったですね。学校で起こる不思議現象を解決していく+人の気持ちに近づくという要素が良い。青春虚構具現症を引き起こすのが、少年少女の無意識化の願いや想いというのが、とても好き。

恋する乙女の切なさが大好きなので、翼ちゃんのエピソードが非常に好み。翼ちゃんメインヒロイン……いや、メインヒロインじゃないから輝く子なんだよな、わかってる。「私はあの子の隣にいたあなたを好きになったんだった。あの子を特別に思うあなただから好き」とか切なすぎないか!?好き!!

カラーイラストにはいませんが、転校生の閑莉は、かなり重要な登場人物でしたね。また起こり始めた現象は解決したわけではない、なぜ澄御架という英雄のお陰でもう同じことは二度と起こらないと社が思っていたのか、など語られていない疑問点が残されてるので続くのかなとは思いました。遺志を継ぐお話としてはこの1冊で綺麗にまとまっています。

イラストがカラーも白黒も、とっても素敵でした!特に女の子が可愛い。翼ちゃんが両手広げてるところなんて、こんなもの一撃ノックアウトでしょうよと思ったほど。

続きが出たら読みたいです。

 

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