女性主人公

『僕の愛したジークフリーデ』案内

盲目の女剣士と魔術師の少女が出会い始まる愛憎入り交じりファンタジー。

  • かつて魔術が栄え、そして今は衰退した世界
  • 暴君な女王が納めるヴァイン国が舞台のシリアスファンタジー
  • 主人公は数少ない魔術師であり、治癒に関しては天才的な少女
  • 表題のジークフリーデは、盲目になっても凄まじく強い女剣士
  • ジークフリーデ愛され、だけど愛し方は様々……

現在1巻まで刊行

1巻感想

壮大な物語が始まるワクワク感。

師匠から引き継いだ最強の魔術を探す女の子オットーが、師匠の故郷へ訪れ、眼帯の女剣士ジークフリーデと出会い始まるお話。

お話としては、かなりシリアス。ジークフリーデは国の反逆者と呼ばれているし、オットーは完全なる異国の人で周りが敵だらけという。

主人公オットーは、武力ほぼ0で治癒魔術全振りな魔術師。好奇心で突っ走って後悔もしつつ、どこでも生きていけそうな飄々としているところもある不思議な子だなと。

ジークフリーデは、美しく仁義に熱い不器用な剣士ですね。戦いでの凛々しさと、子守り唄をせがまれてタジタジしてたりのギャップもよし。あと全方位から重たく愛されてますね。彼女が慕う姫と過去に何が起きたのか、オットーのわるいおうさまのお話も気になります。

!以下ネタバレ注意!

2巻感想

愛から始まり、愛に終わる

前回の最後に深い傷を負ったジークフリーデ、それを必死に治療するオットー。あんなに優しかった王女がなぜ豹変してしまったのか、過去と現在の真実に迫る2巻。

救いのないあの状況から、どうなるのか心配でしたがオットー大活躍でしたね。過去と現在が入り混じる展開もおもしろかったです。謎が解明されていく爽快さがありました。もう少しジークフリーデと王女の二人に感情移入できたら、感動できたのかなとは思いましたが……。オットー視点で見ていると二人の絆の描写が、どうしても蚊帳の外な感じが強くて。

師匠やお父さんからオットーは愛されていたんだというお話にグッときましたね。師匠がキーパーソンだったのには驚きました。彼女は悲劇を生んだけれど、弟子オットーによってただの悲劇では終わらない結末になったんじゃないかなと。

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